公開実習

山岳高原生態学実習

山岳高原生態学実習

科目区分 前期共通科目
単位 1 単位
担当教員 大橋一晴,田中健太,横井 智之
担当形態 複数
授業の到達目標及びテーマ 動物媒花と送粉昆虫の関係、それらの多様性、それらに対する草原の人為管理の影響の中からテーマを選び、定量的な調査と解析を通じて探究を行い、その成果を発表する。
授業の概要 氷期の日本列島には広大な草原が広がっていました。そこで生息していた動植物は、自然撹乱や人間活動によって維持される「半自然草原」を主な逃避地として生きのびてきました。日本人に古くからなじみ深い秋の七草もそうです。現在、有史以来の草原減少が急速に進んでいますが、スキー場や牧場で草刈りや火入れがおこなわれている菅平高原には豊かな草原と貴重な野生動植物が未だに多く残っています。この草原での調査や作業によって、太古から繰り広げられてきた訪花昆虫と植物の結びつきや、人間と草原との結びつきについて探究します。
授業計画 2024/9/2-9/6に菅平高原実験所で実施(人数制限がある場合があります)。筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所集合・解散。 1日目:集合(11:40~12:30)、昼食と自己紹介~全体説明、ダボスの丘で調査、昆虫標本整理 2日目:実験所草原で調査、植物同定・仕分け、昆虫標本整理 3日目:午前 峰の原で草刈り活動、午後 ツバクロ山で調査、植物計量、昆虫標本整理 4日目:実験所草原等で自由研究、発表、データ提出、昆虫標本整理 5日目:掃除、解散(10:30)
参加費用 期間中の宿泊費・飲食費として約9500円を予定。 やむをえず欠席の場合は5日前までに連絡すること。それ以降は食事代(上記費用の半額以上)を全額負担。
テキスト オリジナルテキストを配布する。
参考書・参考資料等 草地と日本人―日本列島草原1万年の旅. 須賀 丈・丑丸 敦史・岡本 透. 築地書房. (菅平など全国の草原がどのような自然と人間の営みによって成立したのかが分かる良書)
学生に対する評価 自由研究課題の成果発表と実習への取組姿勢による。
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