公開実習

動物分類学野外公開実習(動物分類学野外実習・陸棲動物分類学演習)

動物分類学野外実習

単位 2単位
標準履修年次 2・3年次
担当教員 八畑 謙介   佐藤幸恵    藤田麻里

授業概要 動物界の約3/4の種類数を占める昆虫類を主な対象として,野外観察・採集・標本作製を行い,分類学・形態学の実際を体験し,方法を習得する。
授業形態 実習・実験・実技・演習
授業目的 昆虫類はわれわれに最も身近であり、動物既知種の3/4を含む、この地球上で最も繁栄している動物群の一つである。本実習は、この昆虫類を対象とし、講義ならびに実際の野外観察・採集・標本作成を行うことにより、この動物群の分類・系統・形態・節足動物における位置づけなどの基礎的知識を得、方法を修得することを目的とする。あわせて系統分類学の実際を学ぶ。
授業内容 第1日 昆虫類・節足動物の概説 第2日 昆虫類各目および採集法・標本作成法の概説。節足動物を主とした土壌動物の観察。 第3日 野外における観察・採集。採集品の観察・同定・標本作成 第4日 同 上 第5日 形態を重視した採集品のスケッチ作業。必要に応じ採集も行い、同定・標本作成を継続する 第6日 まとめ・リスト作成 第3日以降については気象状況による変更があり得る。
注意事項 1) 移動には公共交通機関を利用するものとし、事故防止のため二輪車・自家用自動車での参加は禁止する。2) 体調の悪い者や伝染性の病気にかかっている者は参加を自粛すること (前日までは担当教官、当日は電話で実験所に申し出る)
単位取得条件・成績評価基準 成果発表、実習終了時に提出するレポートで成績を評価する
準備学習・事後学習 受講者の理解度に応じ、授業中に指示する。
指定教科書 なし
参考書 テキストを準備するので特に必要はない。主要なものは実験センターの図書室で閲覧可能
受講生に望むこと 本実習はあまり楽なものではないと思います。ですから、一所懸命やれる学生の受講を期待します。私たちも一所懸命やりますから、皆さんも一所懸命実習し、分からない点はどんどん質問してください。そうすれば、実習が終了したとき、皆さんは昆虫にこの上もない親しみをおぼえ、どんな昆虫を見ても目レベル(全部で約 30 目)の区別はできるようになっているはずです。
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