各部門
山管理部門

山管理部門の紹介

山管理部門では、中部山岳域を中心にした治山防災、木材資源をはじめとする森林管理とその利用に関する教育研究に取り組んでいます。山理解部門が基礎科学的なところに対しての、応用的な側面を担っています。

治山防災の取り組み

日本の中部山岳域とその周囲は、日本でも有数の高い標高帯です。構成されている山岳も中央構造線付近の非常に急峻で脆い山岳と、火山活動によって形成されたものとが入り混じった特徴があります。このような場所では、治山防災面に関しての科学的な取り組みが重要です。急峻な山岳域で頻発する土砂災害への取り組みでは、そのメカニズムを科学的に解明し、現地観測と実験を組み入れての教育研究から取り組んでいます。また、数多くの火山がある我が国では、土砂災害への対応はもちろん、周囲環境に調和した緑化事業が求められます。ここでは植生遷移とそれを規定する要因との解明から、この課題に取り組んでいます。綿密な現地観測に加え、それを基にしたシミュレーションを行なうことで、教育研究の幅を広げています。

  • 急峻で斜面崩壊が頻発する山岳科学センター井川演習林内の森林の様子
    急峻で斜面崩壊が頻発する山岳科学センター井川演習林内の森林の様子
  • 浅間山斜面における火山噴火から回復し始めた植生の様子
    浅間山斜面における火山噴火から回復し始めた植生の様子

森林管理と利用に関する取り組み

日本の中部山岳域は豊かな森林が広がっている一方で、管理が行き届かない森林も多くあります。加えて鳥獣による被害も深刻です。適地適木を考慮した木材生産と鳥獣害対策の最適解を目指した森林施業管理への提言に取り組んでいます。

森林利用面での活動では、森林資源として側面のみならず、山岳地域でのツーリズムに関する研究を深め、近年の気候変動と山岳地域のツーリズムの関係についても取り組んでいます。森林生態系サービスのなかでのツーリズム利用を媒介とした山岳地域の管理のあり方を検討しています。

  • 山岳科学センター井川演習林におけるツキノワグマによるヒノキ植林地における樹皮剥ぎ害
    山岳科学センター井川演習林におけるツキノワグマによる
    ヒノキ植林地における樹皮剥ぎ害
  • 甲武信岳頂上から眺める秩父山地と八ヶ岳
    甲武信岳頂上から眺める秩父山地と八ヶ岳

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筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所
〒386-2204 長野県上田市菅平高原 1278-294
TEL 0268-74-2002 FAX 0268-74-2016

写真(一部):横塚眞己人(写真家)
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