研究・プレスリリース
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奥尻島のブナ集団は最終氷期最盛期以前に形成された〜ブナの北方への分布移動の歴史〜
2022.12.16
筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所・八ヶ岳演習林の津田吉晃(生命環境系 准教授)、森林総合研究所の北村系子氏(北海道支所 主任研究員)および松井哲哉氏(生物多様性・気候変動研究拠点 気候変動研究室 室長/山岳科学セン […]
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〝酵母〟なのか〝キノコ〟なのか二面性持つシロキクラゲ目の新種発見、分類の一部見直しも提唱
2022.11.21
筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所に在籍していた山田宗樹(当時、生命環境科学研究科博士後期課程)、出川洋介(生命環境系 准教授)らのグループによる研究成果がこのたび発表されました。 詳しくはこちら>> 筑波大学プレス […]
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菅平高原のカオジロショウジョウバエ姉妹種群は生息地や発生のピークを少しずらして共存する
2022.10.14
筑波大学の小沼萌(生物学学位プログラム・D3)、佐藤幸恵(山岳科学センター・助教)、澤村京一(生命環境系・准教授)らのグループによる菅平高原実験所のフィールドを活用した研究成果が、このたび発表されました。詳しくはこちら> […]
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カマドウマの腸内から新種の菌類を発見 ~進化の鍵を握る「腸内外両生菌類」~
2022.10.11
【2022.11.21追記】この研究成果については、筑波大学ポッドキャスト「研究室サイドストーリー」で紹介されました。 #020 カマドウマの鉤爪を持つ胞子!姿も生き方も二刀流のイケてる新種の菌類/生命環境系 出川洋介 […]
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筑波実験植物園内の花粉輸送ネットワークの解明~園外の一部の外来植物が植物園内の保全植物の繁殖を脅かす恐れ~
2022.9.2
堀内勇寿博士(研究当時:筑波大学博士後期課程3年、国立科学博物館特別研究生)、上條隆志教授(筑波大学生命環境系)、独立行政法人国立科学博物館の田中法生 研究主幹(植物研究部 多様性解析・保全グループ)らの共同研究により、 […]
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山間部の夜間の気温は森林の開葉・落葉の影響を受けている
2022.9.2
筑波大学生命環境系 上野健一准教授を代表とする研究成果が、この度発表されました。 夜間の気温逆転(NTI)は山岳域の局地気候を特徴づける重要な因子です。中部日本におけるほとんどの山岳斜面は森林で覆われていますが、森林の開 […]
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菅平高原実験所からのみ知られる Myconymphaea yatsukahoi がイシムカデの糞生菌であることを解明
2022.6.23
筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所(以降実験所)の高島勇介(特別研究員)、出川洋介(生命環境系 准教授)、李知彦(生物学学位プログラム)および陶山舞氏(当時大学院生)、栃木県立博物館の山本航平氏(学芸部自然課 研究員 […]
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千葉県の房総半島東岸で採集されたハゼ科魚類「トビハゼ」
2022.6.21
筑波大学生命環境科学研究科の山川宇宙(生物科学専攻博士課程後期)、筑波大学生命環境系の津田吉晃准教授(菅平高原実験所・八ヶ岳演習林)らの研究グループは、千葉県の房総半島東岸の河口域でハゼ科魚類「トビハゼ Periopht […]
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“世界初” 環境 DNA ビッグデータが生物多様性を見える化! 生き物の天気図を示すオープンデータ「ANEMONE DB(アネモネデータベース)」の運用開始
2022.6.6
東北大学大学院の近藤倫生氏(生命科学研究科 教授)らの研究グループによる研究成果が、このたび発表されました。この研究については2019年より、東北大学、筑波大学の田中健太(生命環境系 准教授)、かずさ DNA 研究所が中 […]
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地球温暖化で山岳のコケが減少する恐れがある
2022.4.26
大石善隆氏(福井県立大学 教授)、小林元氏(信州大学 准教授)、鈴木智之氏(東京大学 助教)、筑波大学の金井隆治(生命環境系技術室 技術専門職員)、正木大祐(同 技術職員)、田中健太(生命環境系 准教授)の研究グループに […]
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長野県植物誌改訂委員会より植物標本2,664点の寄附を受ける
2022.4.12
2022年3月15日、菅平高原実験所は、長野県植物誌改訂委員会上田地区担当(代表 川上美保子さん)より植物標本の寄附を受けました。 標本総数は2,664点。川上さんらのグループが作製し、当実験所での研究・教育に役立ててほ […]
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カゲロウ類における流程分布パターンの季節的変化:モンカゲロウ (Ephemera) 属2種間におけるニッチの重複域での種間相互作用
2022.4.7
信州大学の岡本聖也氏(大学院総合医理工学研究科)、竹中將起氏(理学部 特任助教/元筑波大学生命環境系 特任助教)、東城幸治氏(理学部 教授)らの研究グループによる研究成果が、このたび発表されました。 河川の上流域と中流域 […]
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ベトナムにおけるコーヒーノキ葉さび病の発生起源と移動経路を解明
2022.4.7
Cham Thi Mai Le(農学学位プログラム)、岡根泉(生命環境系 准教授)、小野義隆氏(茨城大学教育学部 名誉教授)、津田吉晃(生命環境系 准教授/山岳科学センター菅平高原実験所・八ヶ岳演習林)、山岡裕一(生命環 […]
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地震時の破壊伝播の非常識は常識になるか?〜2010年El Mayor-Cucapah 地震で観測された逆破壊伝播〜
2022.3.23
筑波大学の八木勇治(生命環境系・教授)らの研究グループによる研究成果がプレスリリースされました。 ※詳しくはコチラ >> 筑波大学プレスリリース ※書誌情報 (オープンアクセス) >> Yamashita, S., Ya […]
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奄美大島から日本初報告となるイトアミゴケ属の新種の担子地衣類を報告
2022.3.8
京都大学の升本宙氏(地球環境学堂 日本学術振興会特別研究員)、および筑波大学の出川洋介(生命環境系 准教授)の研究グループは、鹿児島県奄美大島のスギの倒木上において、これまで日本では未報告であったイトアミゴケ属 Cyph […]
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性染色体の遺伝解析で追う雄ジカ達の歴史 - 新開発の遺伝マーカーによって雄の種内系統とその分布形成過程を解明へ-
2022.1.26
福島大学の高木俊人(共生システム理工学研究科 博士後期課程2年)、兼子伸吾(共生システム理工学類 准教授)、筑波大学の津田吉晃(生命環境系 准教授)、奈良教育大学、山形大学、森林総合研究所のグループによる研究成果が、この […]
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【フォローアップ記事】世界最寒地(上高地)に生きるニホンザルの独特な越冬戦略:魚類や水生昆虫類など、河川に生息する動物に依存する世界初の新知見
2022.1.4
信州大学の Alexander M. MILNER(特別招へい教授)、東城幸治(教授)、筑波大学の竹中將起(生命環境系 特任助教)らのグループによる研究成果のフォローアップ記事が掲載されました。 記事はこちら(英文)>> […]
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希少なカエデ「クロビイタヤ」の不連続分布の謎を解く ~気候変動がもたらした分布変遷~
2021.12.7
筑波大学の佐伯いく代(生命環境系 准教授)、田中健太(菅平高原実験所/生命環境系 准教授)、福島大学の平尾章(共生システム理工学類 客員准教授)のグループによる研究成果が、このたびプレスリリースされました。 クロビイタヤ […]
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世界最寒地(上高地)に生きるニホンザルの独特な越冬戦略:魚類や水生昆虫類など、河川に生息する動物に依存する世界初の新知見
2021.12.1
信州大学の Alexander M. MILNER(特別招へい教授)、東城幸治(教授)、筑波大学の竹中將起(生命環境系 特任助教)らのグループによる研究成果が、このたびプレスリリースされました。 研究成果のポイント ● […]
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トンボの進化過程と分岐年代を分子系統解析により解明
2021.10.29
トンボ類は私たちにもっとも身近な昆虫の一つです。水生の幼虫(ヤゴ)、成虫ともに、昆虫などの小さな動物を捕食する肉食性昆虫です。系統学的には、昆虫類のほとんどを占める翅(はね)を獲得した昆虫「有翅昆虫類」の中で、最初に現わ […]